基礎編 単元00日々の行動と選択
基礎編 単元00
朝起きてから夜寝るまで,私たちは多くのことを決めています.何時に家を出るか,何で大学へ行くか,帰りにどの店に寄るか.この単元では,ある学生の一日をたどりながら,その中にある選択を見ていきます.
ある学生の一日
朝は1限の授業に間に合うように家を出て,バスで大学へ向かいます.授業のあとは帰りに買物をして,家に帰ってからは家事や勉強をします.
7:30
起きて,身支度をする
8:20
家を出る
8:20
バスで大学へ向かう
9:00
授業を受ける
16:40
帰りに買物をする
18:00
帰宅して,家事や勉強をする
24:00
寝る
一日の中の選択
家を出る時刻は,8時20分ではなく,もっと早くも遅くもできました.大学へは,バスではなく鉄道でも行けます.帰りの買物も,駅前のスーパーにするか,家の近くのコンビニにするかを決めています.
どれも,いくつかの候補の中から一つを選んだ結果です.
7:30
起きて,身支度をする
8:20
家を出る
選ぶこと:何時に家を出るか8:20
バスで大学へ向かう
選ぶこと:鉄道とバスのどちらで行くか9:00
授業を受ける
16:40
帰りに買物をする
選ぶこと:どの店に寄るか18:00
帰宅して,家事や勉強をする
24:00
寝る
選び方に関わること
大学までは,鉄道なら25分・350円,バスなら35分・180円です.この学生は,10分長くかかっても運賃の安いバスを選びました.
家を出る時刻も,バスの所要時間に合わせて8時20分にしています.帰りは,安いけれど遠回りのスーパーか,近いけれど少し高いコンビニかを比べています.
7:30
起きて,身支度をする
8:20
家を出る
選ぶこと:何時に家を出るか比べること:9時の授業に間に合うか8:20
バスで大学へ向かう
選ぶこと:鉄道とバスのどちらで行くか比べること:鉄道は25分・350円,バスは35分・180円9:00
授業を受ける
16:40
帰りに買物をする
選ぶこと:どの店に寄るか比べること:スーパーは安いが遠回り,コンビニは近いが高め18:00
帰宅して,家事や勉強をする
24:00
寝る
条件が変わった場面
快速の運行によって,鉄道で大学まで行く時間が25分から15分に短くなったとします.運賃は変わりません.
この学生は,通学時間を短くするために鉄道へ乗り換えるでしょうか.それとも,運賃の安いバスを使い続けるでしょうか.これまでバスを選んでいても,所要時間が変われば,選び直すかもしれません.
| これまで | 快速の運行後 | |
|---|---|---|
| 鉄道 | 25分・350円 | 15分・350円 |
| バス | 35分・180円 | 35分・180円 |
まとめ
この学生の一日には,通学手段や出発時刻,買物で立ち寄る店など,さまざまな選択がありました.それぞれの選び方には,所要時間や費用,本人の好みなどが関わっています.鉄道が速くなる場面で考えたように,条件が変わると,これまでの選び方が変わることもあります.